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タイムスタディ、標準時間の重要性を考える : 標準時間は何に使われているのか

第2回 タイムスタディ、標準時間の重要性を考える
標準時間は何に使われているのか

一般的に生産現場では標準時間を
「計画」と「管理」に使用しています。

現場のマネジメントの基礎は標準時間にあると行っても
過言ではありません。

「計画」と「管理」への具体的な活用例を考えてみましょう。

例えば、1個10分で作れるから、
1時間で6個、8時間で48個作れそうだと
その日に生産できる個数を考えることができます。

この1個10分で作れるというのが標準時間で、
8時間で48個作れるというのが
計画に活用することなのです。

しかし、実際に作ってみると1日で40個しかできなかった。

本当に8時間作業できたのか、
それとも1個10分以上かかってしまったのかと
考える材料になります。

これが標準時間を管理に活用することなのです。

この例から理解してもらえるように、日々の生産を
計画的に行うためには、標準時間をもとに
計画を作成しなければいけません。

また生産現場ではこの計画を守れるように改善を進めるのです。

計画を守れなかった場合の理由を明確にするために、
標準時間が大きな役割を果たします。

まさに生産計画、管理の“物差し”なのです。

立派な生産管理システムを導入しても生産計画を立案する
基になるのは標準時間です。

標準時間が正しくなければ、どんなに高価で良い生産管理システムでも
精度の高い生産計画は立案できず、宝の持ち腐れということになります。

本来、標準時間は「設定される」時間であり、
過去の実績などから「決まる」時間ではないということを理解してください。

このように大切な標準時間を設定するための方法にも
いくつかの方法があり、タイムスタディもその一つの方法です。

しかし、標準時間設定の際には、いくつかの方法から
設定にかけられる労力、結果の精度などから
最も適した設定方法を選定することが望ましいです。

先述したように効率的な手順が変われば、
標準時間も変わりますので、活用しながら更新することも
考慮しなければいけません。

現場で行われている作業に対して、

作業手順・時間を定量化
 ↓
効率的な作業設計・標準時間設定
 ↓
計画・管理への活用
 ↓
より良い作業手順・時間への改善

というサイクルを回し続けるために、
タイムスタディと標準時間を正しく理解して
活用することが良い現場であり続けるための基礎になります。

ここではタイムスタディと標準時間について内容や
活用方法について事例を交えて説明しましたが、
次回は効率的な作業方法を検討する時に重要な
改善発想技術について述べたいと思います。

(株)日本能率協会コンサルティング
角田 賢司

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